【NHK某放送局より電話取材】
前日の日本周産期・新生児医学会の無痛分娩に関する講演会場で、母体死亡の厚生労働省研究班を主導されている三重大学の池田教授にNHKの記者さんを紹介して頂きました。
名刺交換がきっかけで、本日電話取材を受けました。
無痛分娩を取り巻く現状を、私なりに説明しました。
具体的には、日本の無痛分娩の約半数が病院ではなく産婦人科クリニックで行われているという現状は、
決して“問題視”されることではないというものです。
昨今の無痛分娩のトラブルを契機に、分娩の集約化と産科麻酔科医の充実を世論に訴えかけようとしていました。
まるでクリニックでの無痛分娩が危険であるとの認識をされていたのです。
このような“誤解”は、取材リソースが現場から離れた業界の権威に集中していることも一因でしょう。
現場では多くの産婦人科医が日夜を問わず、分娩を取り扱っています。
その中で、しっかりとスタッフ教育を行い、安全性を追求している施設もあります。
そこを全く分けずに、クリニックとしてひとくくりにすることは乱暴だと考えます。
そして、実際に安全とは言い難いクリニックのサポートをすることこそが、現状での底上げとなり、日本の無痛分娩の安全性向上に寄与すると考えています。
弊社が貢献できる道だと確信しました。